作日のつづき、
シームレスで編む、セットインスリーブのセーターについて。
方眼紙の型紙をもとに、袖のピックアップの位置を変更してみた。
編んでみると、違いは一目瞭然。
- 左の袖が、身頃から均等にピックアップして編んだもの。袖山が凹んでいる。
- 右の袖が、ピックアップの位置を改良したもの。袖山がきれいになった。
洋裁で袖をつけるとき、「いせ込み」を入れる作業をするように、編み物の袖も、ちゃんと「いせ」のことを考えておいてあげないといけないのね。
もし、身頃、袖を別々に編んでから、とじはぎするセーターなら、こういう問題も生じなかったかも。
でも、縫い物で袖をキレイにつけるのに、それなりの知識と経験がいるように、編み物のとじはぎも、スキルが必要な気がするな。
身頃から袖をピックアップする位置を指定することで、誰でも、簡単にきれいな袖のセーターが編めるようになったら、素敵よね。
- 高度な技術がなくても、簡単に、気軽に編める、
- 上から下に編むことで、編んでいる途中で試着して、好みで袖や身頃の長さを変更できる、
- とじはぎがない、
そんなセーターを作るのが、次の目標。
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ラベリーで自分の住んでいるエリアの毛糸屋さんが検索できるようになった。川の向こうに良さげな毛糸屋さんがあるようなので、さっそく行ってみることに。
小さなお店。真ん中にテーブルがあって、年配の女性がセーターを編んでいる。ドアを開けると黒い犬がお出迎え。
壁がすべて棚になっていて、アイスランドの毛糸がたくさん!
アイスランドの毛糸で編んだセーターもある。すごく暖かそう。いかにも、寒い国のセーターというかんじ。繊維の短い毛と、長い毛が混ざった毛糸なので、空気をたくさん含んで暖かいのですと。
やっぱり、ごわごわ、ちくちくしそうなかんじ。でも、おもしろいな。Raumaさんの毛糸とも、また、全然違う。アイスランドの毛糸は、もっと、もっと、野性的。羊の毛を刈り取って、そのまま紡いで糸にしたみたい。
ぱきっとした派手な色はないけど、キレイな色が多い。試し編み用の毛糸は、先日、別のお店で買ってあるので、今日は色カードだけ買って帰る。